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80年代初頭のフラッグシップモデル ~ NEO '81 Chrysler Imperial Coupe

当ブログにおけるクライスラー系車種の記事アップ数不均衡を(多少なりとも)是正する「クライスラー強化計画」。今回は80年代初頭のフラッグシップモデルをご紹介します。

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70年代末期、倒産の危機に瀕していたクライスラー。しかし、ヘンリーフォード2世との確執の末にフォード社を辞して移籍したリー・アイアコッカが辣腕を振るい、'81年のFWD小型車Kカー(プリマス・リライアント/ダッジ・エアリーズ)シリーズ、それに続くミニバン(プリマス・ボイジャー/ダッジ・キャラバン)の大ヒットにより奇跡の回復を遂げました。その復活の礎となったKカー(軽自動車じゃありませんよ/笑)と同じ'81モデルイヤー、クライスラー伝統の名前を復活させたフラッグシップ・モデルがインペリアルでした。

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↑80年代のアメリカ車としては伸びやかなフォルムを見せるクライスラー・インペリアル。ネオクラシック調のデザインは同時期のキャデラックセビルなどとの近似性を感じさせます。

新生インペリアルは従来のフルサイズセダンから一転、同時期のコルドバをベースとしたパーソナルクーペとして登場。スラントしたノーズに格納式のヘッドランプ、独立したクロームのラジエターグリル、ルーフ後端のラインがリアフェンダーに深く流れ込んだネオクラシック調のデザインが個性的です。この当時のアメリカでは、容赦ない小型化により伸びやかさを失ったクルマが多かったので、インペリアルの優雅なボディはアメリカ車らしい伝統を受け継ぐ物として好意的に感じられた物でした。このクルマを改造したリムジンが、映画”キャノンボールⅡ”で主演のバート・レイノルズクルマとして登場したのをご記憶の方もおられるかも知れませんね。

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↑モデルはネオのレジン製完成品。各部のモール類やワイヤーホイール等、エッチングパーツを多用した作風が実車の魅力を上手く引き出しているように思います。

モデルは比較的古いNEO/AMERICAN EXCELLENCE製品。同ブランドお得意のレジン完成品で、ボディ各所のクロームパーツの表現にエッチングが多用された精密な仕上がり。プロポーションも上々で、実車の持つスマートで伸びやか、かつクラシカルなフォルムを良く捉えていると思います。明るいブルーメタリックのボディにエッチングのパーツが映え、同系色でコーディネートされたインテリアも細かく作り込まれてなかなか魅力的な仕上がりになっていると思います。

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↑その特徴を最も良く表すリアビュー。意欲的なデザインだと思いますが、'81~'83と短命に終わりました。

80年代のアメリカ車は、70年代の度重なるオイルショックや不景気によりガタガタになった状態から新たな道を歩み始めた時期と言えるかと思います。GMではカマロ/ファイアバード、フォードではサンダーバード/クーガー、トーラス/セーブルなど、大胆な変化を遂げたモデルが多々あります。この時期の米国車を結構な割合で1/43モデル化してくれるという意味では、やはりNEOは有り難いブランドだな~と思います。・・・価格がお高いのが厳しくはありますが。。。
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Comments
 
ご無沙汰しています

この手のケツが下がってるように見えるデザインの車が
どうも好きになれなくて、
インペリアルも、その部分以外はカッコいいんですけどね…。
通常なら2ドア車なので買うのですが
さすがにこのケツ下がりなデザインはコレクションに加えたくなくて
スルーしました(笑)
 Re: タイトルなし
毛唐様

お久しぶりです!!コメント 有難うございます。

毛唐さんはこのタイプのネオクラシックスタイルはお好みではないのですね・・・。
当方はキライじゃないですよ(笑)。このタイプの”はしり”ともいうべき
キャデラックセビルも個性的で良いと思っています。

モデルも所有しているのでご紹介の機会を見計らっているのですが・・・。
当方はそれ以前のいきなりの小型化にスタイリングが追いついていない時代の
クルマたちの方が見ていて悲しい気分になります(笑)。

この先も新興市場を見据えたクルマ造りが進むと、アメリカ車らしさが
どんどん失われてしまうのかも知れませんね・・・。
 
インペリアルと言えば、私にとっては
ポインターかブラックビューティーですが(笑)、
これ、時代は20年以上開いてるけど、どことなくポインターに似てませんか?
ベースになった58年型より、こっちのほうが直線的フォルムがソックリですw
 Re: タイトルなし
FZIRO様

コメント有難うございます。
ポインターは言われなければ'50年代のインペリアルをベースにしたとは分からない変貌ぶりですよね。
FZIROさんの仰る近似性は立体的なフロントマスク造形や、ルーフ後半からテールに掛けての
直線的な造形による所が大きいのかな~と思います。
平成ウルトラセブンではパジェロやビークロスを使っていたそうですが、オマージュで今回の
インペリアルを使っても面白かったかもですね(笑)。

ウルトラセブン、新旧グリーンホーネット、キャノンボールⅡ・・・こうしてみて見ると、
インペリアルって意外とTVや映画で活躍しているクルマですね。
 
形は個性的だし、ボディカラーなど同時代のアメリカ文化横溢の1981年式クライスラー・インペリアル。
こんな形をして全く走らない同車を見て、同社現役当時小学高学年~中学生だった小生は「もはやアメ車は終わった」「レーガン政権アメリカは貿易摩擦で日本を責めても、そりゃ自業自得じゃないか!」などと感じ、以後アメ車を猫またぎした時期もありましたが、心の心底では「アメ車頑張れ」とある意味「自分自身に感情移入しつつ」応援したい感情と心温まる印象を受けていたものです。
このインペリアルにしても5200cc/V8で140ps、重量は2トンで運動性能など「1600のカローラレビンに置いて行かれる」惨状を成しており、到底国際水準で語れるものではありませんでした。
ハードウェアの水準、ことに走行性能ではブルーバード1800ターボなりレビン/トレノにぶっちぎられ、フェードだらけのブレーキと路面の情報をロクに伝えないパワステで、欧州のアウトバーンではゴルフやオペル・カデットの方が遥かに安定しているとなると、世紀の駄グルマと言う以外に形容しようがありません。
しかしそんなクライスラー・インペリアル~ダッジミラーダのファミリーも、どこか「常にメタボでマラソンも鉄棒もビリに近かった」小中学生時代の小生が彷彿され、自分に自信がなくなる度にこの種のアメ車を思い出して「速さではベンツ・ビーエムの足元にも及ばなくとも、制限速度のある米国の大地を走るにはこれほど安楽で他に代えがたい乗り物もない」という側面とともに「どんな鈍い人間でも、どこかで存在を認められる」という原理を再認識する次第だったとあれば心理学的意義はあったのではないでしょうか。
無論、それもあれも同車が「メキシコ系移民が組み立てた」欠陥車でない、と言う前提での話ですが―。
 Re: タイトルなし
真鍋清様

こちらへもコメント有難うございます。

この時期のアメリカ車はオイルショックとマスキー法のダブルパンチで、低燃費と排気ガスのクリーン化
に追い立てられれた後なので、動力性能の低下は致し方なかったのでしょうね。仰る通り、5リッター超
で100hp前後ですから、そのパフォーマンスは推して知るべしと言った感じでしょうか。・・・

しかし、80年代中後半から90年代にかけての回復振りと、現在のアメリカ車のハイパフォーマンス振りは
この時期とは隔世の感があります。今やマスタングのエコブーストも2.3リッターで300hp超ですから、
かつて高性能の指標とされたリッター100馬力も余裕でクリアという状況です。
今やどちらかと言えば日本車の方が元気がなくて淋しいと感じる今日この頃、
NSXや復活が噂されるスープラなどが、どんな仕上がりになるのか興味深々です・・・。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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