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21世紀に向けた上級モデル ~NEO '02 Chrysler 300M

今回は80年代から更に進んで、'90年代末~2000年代のクライスラーをご紹介します。

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先回インペリアルの時に記したように、'1970年代末の経営危機がアイアコッカの手腕によって回避されると、その後クライスラーは徐々に元気を取り戻し、製品ラインナップも魅力的になっていったように思います。この時期のクライスラーはKカー以降、吸収合併したAMCの技術も踏まえラインナップの前輪駆動化を推進していました。ダッジ・ストラタスやイントレピッド、イーグル・ビジョンそして今回の300M等々・・・'90年代後半~2000年代前半のクライスラー車はエンジンフードが短く、キャビンが前進したキャブフォワードルック&低い車高の近未来的なフォルムが特徴的で、それまでのアメリカ車とは異なる魅力を感じさせたものでした・・・。

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↑ノーズが短くキャビンが前進した”キャブフォワード”デザインは、それまでのアメリカ車とは異なる新しい魅力を放っていました。当時、来るべき21世紀にふさわしい新しいカタチだなと感じた物でした・・・。

300Mの登場は'99モデルイヤー、当時のクライスラーラインナップの中ではフルサイズとされ、LHSに続く上級モデルでした。全長5m超、全幅1.9m弱という堂々たるサイズは、2度のオイルショックでボディのダウンサイジングに追いまくられていた時期に比べると、軽量化やFF化など合理的な設計によって再び拡大するゆとりが生じたという事なのかも知れません。しかしながら、トップレンジにしてエンジンが3.5リッターV6というのは時代性を感じさせます。300Mは'04モデルイヤーまで製造・販売されましたが、ダイムラーとの提携を経てデビューした次世代の300CではFRに回帰、エンジンもハイパワーV8が復活して今日に至っています。

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↑NEOのモデルは当方の主観的感覚からすると、イメージよりやや腰高な印象を受けます。タイヤももっと扁平な方が”らしい”感じがします。

モデルは前回の'81インペリアルと同様にNEOのレジン製完成品。当ブログでも過去に色々とご紹介していますが、歴代クライスラー300は1/43でも比較的製品化に恵まれています。・・・ですが、まさかこの世代の300Mが製品になるとは思いませんでした。この時期のクライスラー車は結構好きな事もあって喜んで購入したのですが・・・。綺麗な仕上がりではあるのものの、何かが違うという印象を拭えません。当方の感覚的には実車はもっとボディが薄くて地を這うように車高が低いイメージですし、タイヤのハイトももうすこし低く扁平な方がそれらしいような気がします。

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↑同時期のダッジイントレピッド(ホンウェル/カララマ)と・・・。仕上がりは荒いですが、ホンウェル製モデルは実車のイメージを上手く捉えているように思います。

エッチングパーツなどを多用した同ブランドの作風は、'80年代くらいまでのクロームパーツてんこ盛りな車種だとその魅力を余すところなく伝えてくれるのですが、今回の300Mような'50年代とは質の異なる曲線を多用したボディやウインドシールドを持つ車種には余り向いていないのかも知れません。・・・とは言え、やはり貴重な1/43化ですし、ノレブの300Cホンウェル/カララマのダッジ・イントレピッド辺りと並べて眺めるのもオツなもの・・・。先ずはその存在を素直に喜びたいと思います。

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Comments
 
このNEO製クライスラー300M、何か実車と比べてCピラーが細めでリアデッキも低く細長く見えるのですが、この辺り「デフォルメの妙」の範疇でしょうか。
小生個人の印象では、同モデルはクライスラー300Mと言うよりもクライスラー・コンコルドに近い造形で、そこへ300M用グリルを貼り付けた印象がしてなりません―率直言って。
実車としての300Mは米国市場を当て込んだ「細くひょろ長くキンキラ」寄りのデザイン言語で仕上げられたクライスラー・コンコルドと異なり、同社きっての国際車としてより引き締まった体格に欧州志向のシャーシー特性を与えたもので、小生も一度運転したことがありますが車幅感覚の掴みにくさを除けば粘っこいサス、トルキーなパワーユニットで自然体な一台だったと記憶しております。
それにしても次は現行最新型ダッジチャージャーのモデル化をNEOにお願いしたい限りです、ボディカラーはPlum Crazy並びにRedline3Coat Pearlで!
 Re: タイトルなし
真鍋清様

コメント有難うございます。

本文にも記したのですが、当方もこの300Mのプロポーションは「何かが違う」という印象が拭えません。
真鍋さんの仰る引き締まった感じの不足は当方も同意です。
全くの想像ですが、NEOの原型を作った人はこの年代のクルマへの興味が薄いのではないかな~と
思っています。或いは、レジンのボディに透明フィルムのウインドウ類を貼り付ける最近の手法が
この手の曲線的なボディには合わないのかも知れませんね・・・。

・・・最新チャージャー、300、チャレンジャー・ヘルキャット辺りは1/43モデルが欲しいですね。
同様にキャデラックATS, CTS, ラクロス,カマロ、シェルビーGT350の最新型も製品化希望であります。
 
なんか米国車に見えない、不思議なフロントマスクでしたよねー

クルマとしては、どうだったんでせう、、
 Re: タイトルなし
覆面える様

コメント有難うございます。

個人的な当時の記憶では、この当時のクライスラーって、結構元気だったような
気がします。四角い300Cも強烈でしたが、この時期のクライスラー車って
近未来的な感じですよね・・・。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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