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スクリーンを駆け抜けたクルマ達; 端役で登場。 ~ '02 FORD THUNDERBIRD from 007 DIE ANOTHER DAY

先回'60年代のサンダーバードをご紹介したので、引き続いて(現状)最後の世代となるモデルをご紹介しておこうと思います。

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先回も記した通り、'55年にデビューした初代サンダーバードは2シーターの軽快なスポーツカーでしたが、その後販売増を模索する中で次第に高級パーソナルカーへの道を歩んで行きました。転進は一定の需要を得て途切れる事無く世代交代を重ねましたが、残念ながら1997年に一度その歴史の幕を閉じてしまいました。1990年代末~2000年代初頭、アメリカではSUVが一大ブームとなっており、米メーカーは国内工場の多くをそうしたピックアップトラック/SUVの生産に切り替えました。一方クーペタイプ車は保険価格の高騰などにより販売が低迷。この時期サンダーバードの他、マーキュリークーガー、シボレー・カマロ、ポンティアック・ファイアバードなど、多くの歴史ある巨星が姿を消しています。(カマロはその後復活)

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↑最大の特徴は初代モデルをモチーフとしたレトロフューチャーデザイン。ハードトップの丸窓は'56~'57を連想させます。

サンダーバードの名前が復活したのは'99年のデトロイトショー。ここでコンセプトモデルとして発表された後、'02モデルイヤーに量産車がデビューしました。当時のリンカーンLS/ジャガーSタイプの中型サイズDEWプラットフォームをベースとしながら、初代モデルと同様の2シーターボディとすることでスマートなプロポーションを実現していました。そのスタイリングは初代モデルをモチーフとしたレトロフューチャー路線のユニークな物で、発売当初は大きな反響を呼びますがその後販売は下降線を辿り、'05年をもって生産終了となりました。サンダーバードの名は元々はアメリカインディアンに伝わる伝説の生物であり、日本にも生息する雷鳥(ライチョウ)とは別の物です。フォードGTも2度目の復活を果たした昨今、長い歴史をもつサンダーバードの名前も、不死鳥の如く蘇って欲しい物です・・・。

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↑ミニカーはユニバーサルホビー製で、海外の分冊百科”ボンドカー・コレクション”で展開された内の1台。ピアース・ブロスナン主演の007ダイ・アナザー・デイの劇中車仕様。劇中車オリジナルの”コーラル”のボディカラーが魅力的です。このカラーは'03モデルイヤーに"007エディション"として700台が限定生産されました。

さて、ミニカーの方はちょっと変化球。日本では幻に終わった分冊百科、ボンドカーコレクションから”ダイ・アナザー・デイ(原題:DIE ANOTHER DAY)”でハル・ベリー演じるアメリカ諜報員、ジンクスが氷の城に乗り付けた仕様。ユニバーサルホビー製のモデルで、ケースなしのルース品を格安入手したものです。同じ仕様のモデルはミニチャンプスからも発売されていたように思います。同作は劇中車をフォードが提供していたようで、ボンドのアストンマーチン・バンキッシュ、ザオのジャガーXKR(・・・007というよりはデスレース2000年で目立ち過ぎでしょ!)等々、当時フォード傘下にあったヨーロッパブランドのクルマが大挙登場しました。一見すると様々なメーカーのクルマが登場しているようでありながら、事情を知っていると不自然な偏りが感じられたものでした(笑)。

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そんな中、ご本家アメリカフォードの製品であるサンダーバードの登場シーンは僅かでした。公開当時デビューしたばかり(撮影中はデビュー前???)だった同車ですが、劇中では量産版には設定のなかった”コーラル”というピンク(サンゴ色?)のボディカラーを纏っていました。このボディカラーは翌2003年に”007エディション”と銘打った限定車として700台が販売されましたが、この限定車は劇中車と異なり、ホワイトのハードトップが装着されていました。'50年代のサンダーバードにも”サンセット・コーラル”というピンク色の設定があったのですが・・・アメリカ人、アメリカ車とはいえ、諜報員の乗る”サンダーバード”のボディがピンクというのは、果たして単なる偶然なんでしょうか?・・・と、軽く暗示した所で次回のスピンオフ企画をお楽しみに。(バレバレ。。。)

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↑この個性的なフロントマスクを脳裏に焼き付けて、次回のスピンオフ企画をお待ち下さい(笑)。
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Comments
 
前回のモデルと比べると凄い変貌ぶりですね。
丸窓かわゆしww
 Re: タイトルなし
ねこざかな様

コメント有難うございます。
前回のモデルの後、サンダーバードはどんどんリンカーンみたいなデザイン
になって、大人の高級パーソナルカーの世界に入り込んでいたので、
数年のブランクの後、突如現れたこのモデルはやっぱり異質な存在でした。

丸窓は初代ダイハツ・シャレードにインスパイアされ・・・た訳ではなく(笑)、
全体的なスタイリングも含めベビーサンダーのリバイバルでした。
バレバレかも知れませんが、次回はもっとブッ飛んだクルマに・・・(笑)。
 
私はコレのミニチャンプス版持ってます。
最も定価買いじゃなく映画公開数年後に値崩れして
2千円だかで買ったものですがw
あの時は3種ミニカーが出てヴァニッシュとザオカーは買ったけど
コレは何のギミックもないのでスルーしてたのを
値崩れしたし、「エエいこれでコンプじゃー」って気合で買いますた。

あの頃は、まさか今みたいに007劇中車が
買い切れない出るとは思ってませんでしたよ(トホイメ…
 Re: タイトルなし
FZIRO様

コメント有難うございます。
ミニチャンプス版、ボンドのアストンとザオのジャガーはともかく、
このサンダーバードは出番も少なかったし、大きな見せ場もなかったので
ミニカーもかなり熱心なボンドファンじゃないと買わなかったかもですね・・・。

当方もこのモデルはミニカーのみのルース品で格安だし、フォード車なので
買いましたが・・・(笑)ミニチャンプスは劇中車意外にノーマル仕様でも
このサンダーバードを発売しましたが、当方は別のモデルを入手済みだったので
結局そちらもスルーしてしまっています。

ボンドカー、その後の例の分冊百科は凄かったですよね~。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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