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NACORAL CHIQUI CARS もう1台のアメリカ車 '64 FORD GT

当方が入手したナコラル・チキカーズのもう1台のアメリカ車をご紹介します。

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先回、ナコラル・チキカーズのマスタングを再度ご紹介した際に、同シリーズにはもう1台アメリカ車がラインナップされている記したのですが、そのもう1台とは・・・同じフォードのレーシングカー、フォードGTであります。フォードGT(GT40)はルマン24時間レース等で大暴れした事もあり、リアルタイムに近い60年代にも1/43ミニカーで多くのブランドが製品化しています。思いつくだけでもディンキー(FORD GTとFORD 40RVの2種類)、ソリド、メーべ、ピレン(メーべ金型)、ガムダクールなどなど・・・これらに伍してスペインのナコラルもプラ製1/43モデル”CHIQUI CARS”シリーズでフォードGTを発売していたのでした。

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↑このモデルは旧いプラ製品の悲しさで、ホイールに盛大な溶けが発生していました。そのままにしておくべきか悩みましたが、見栄えの良い物でもないので、えいままよとばかり解けてはみ出た部分をカッターナイフで切除しました。ベターなコンディションにはなりましたがもちろん完璧ではありません。同じような事を試される方は自己責任でお願い致します。

ナコラル・チキカーズ(?発音よく分からず)でモデル化されたのは、ルマンで優勝したマークⅡ、マークⅣ、晩年のマークⅠ等ではなくかなり初期のタイプのようです。'64年ルマンに初出場した姿とはフロントカウルの形状が大きく異なり、どちらかというとフロントカウルの形状は最初期のプロトタイプに近く、一方リアカウルはダックテール状のスポイラーが付加された姿となっています。カラーリングも何処かのレースに出場した仕様の再現という事ではなく、雰囲気重視のオリジナルデザインのようです。ストライプの色違い(青)や赤いボディのバリエーションも存在するようです。

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↑初期タイプのフロントカウル+ダックテールのリアカウルという姿はソリド製のモデルと同様でプロポーション等もどことなく似ています。ですが、別パーツのヘッドランプや開閉する運転席ドアはナコラルオリジナルの特徴です。

実はこの最初期風のフロントカウル+ダックテールのリアカウルという組み合わせはソリドの製品と同じ構成であり、ナコラルのモデルのプロポーションはどことなくソリドに似ていなくもない?感じもするのですが、ソリド製モデルがヘッドランプをデカールで表現するという大胆な手法を採っているのに対し、ナコラルはメッキした別パーツが嵌め込まれています。また、リアカウルが開閉してミッドに積まれたエンジンを拝めるのはソリド/ナコラル共通ですが、更にナコラルは何故かドライバー側だけドアが開くという芸当が追加されています。・・・ドア開閉はウエストラインから下だけで、ルーフに切れ込んだ独特の部位はボディ側に残ったままなのはご愛嬌ですが(笑)。

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↑入手した時点ではホイールに重症の溶けが発生し、左フロントは箱の内側に張り付いてしまっていました・・・。

このナコラルのフォードGT、前回のマスタングと同様に海外ネットオクで入手したのですが、ラインアップをイラストで紹介するミニカタログが同封された箱付きではありましたが、このシリーズの欠点であるホイールの溶けが盛大に発生していました。左前輪に至っては、溶けたホイールが紙箱の内側に張り付いてしまっているという有様。更に溶けたホイールはシャシーの内側にも張り付き、板バネによるサスペンション機構が死んでいました。マスタング同様に一度分解し、張り付いたタイヤとシャシーの間に細いマイナスドライバーをねじ込んで引き剥がし、イチかバチかホイールの解けた部分をカッターナイフで切除しました。・・・まあ溶けてはみ出した状態よりはまともなみばえになったかと・・・。この方法は必ずしも上手く行くとは限らないのでオススメはしません。試そうという方は自己責任にてお願い致します。旧いミニカーをオリジナルコンディションで維持するか、レストアをするか・・・悩ましい所であります・・・。

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↑ナコラル・チキカーズシリーズの2台のフォードの揃い踏み。なかなか良い眺めです。マスタングはややベージュがかった白、フォードGTはややグレーがかった白のボディです。

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↑マスタングとフォードGTで箱の大きさが異なります。車種に合わせて箱のサイズを調整していたのでしょうか?

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↑フォードGTの箱にはミニカタログが同梱されていました。表と裏を別々にスキャンして1枚の画像にしました。実際は縦長の紙に1列にラインナップのイラストが並びます。フィット系の車種がセアトになっている辺りにお国柄が感じられます。
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Comments
 
このスペイン製ミニカー=ナコラルの1/43シリーズは確かベルギーのサブロン・ブランドのミニカーを同社の廃業に伴い製造権・製造設備を買い取って国産化したのが始まりみたいですね。
熱や長期間保存に伴ってタイヤが溶けるのもサブロンの悪癖だったのは事実ですが、それがナコラルのChiqui CarsシリーズのフォードGTに、マスタングその他各車に引き継がれるのも宜なるかなというものですね―有難くないこととはいえ。
小生自身馴染み深いサブロン/ナコラルのミニカーはメルセデス250SE並びにポルシェ911タルガですがこれらは克明にボディラインが再現されている一方で貴殿がアップして下さったフォードGT-40は何やら肉厚で、丘に上がったクジラを想起させるのはご愛嬌かも知れませんね―もちろん各ミニカー・ブランドとも「デフォルメの妙」が一種の芸術としての「楽しさ」を醸していることを承知で☆彡
 Re: タイトルなし
真鍋清様

コメント有難うございます。
サブロンとナコラルの関係、当方もちゃんとは理解していないです。
いずれ詳しく調べてみたいと思います。
プラホイールの溶けは金属ホイールからの移行期には他のメーカーでも
多発していましたね。

ナコラルのフォードGT、リアカウルの開閉を含めソリドのコピーではないかと
思っています。マスタングの方は明確にディンキーのコピーです。リアバンパー
の固定方法まで同じだったりします。・・・でありながら、フォードGTは
ヘッドランプが、マスタングはラジエターグリルが成型樹脂パーツとなっていて
オリジナルのデカールやステッカー処理より優れていたりします。
スペインのミニカー、中々に奥深いです。

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