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酉年ファイアバード特集 & 愛しのトイカー達; 謎・・・だった国産トイカー ~エーダイ・グリップマイティ(またはパワーチェンジングカー) ファイヤーバード

今回は酉年ファイアバード特集でありながら愛しのトイカー達でもあります。

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酉年ファイアバード特集、今回も2代目初期のモデルをご紹介したいと思います。日本でも人気の高いこの世代のファイアバードですが、初期タイプの1/43モデルは意外と少なく、”ちゃんとした”1/43モデルは先回ご紹介したNEOのレジン完成品か、ウエスタンモデル製のホワイトメタル完成品(当方未入手。。。)くらいしか思い浮かびません。・・・ですが、実車とリアルタイムに製品化していた事例がありました。正確には1/43よりもやや小さいのですが、それが今回ご紹介する古(いにしえ)の日本製トイカーです。

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↑エーダイのパワーチェンジングカー及び、グリップマイティシリーズとして展開された'70型と思われるファイアバード。古(いにしえ)の日本製トイカーとしてはプロポーションはまずまずではないかと思います。

さて、今回ご紹介するジャンクコンディションの日本製のトイカー、ご覧の通り2代目ファイアバードの初期タイプ'70~'73年型です。位置は実車と異なりますが、エンジンフードのバルジが2つある事から、グレードはトランザムではなくフォーミュラかと思われます。全長は欠品しているリアバンパーを加えると11cm弱といった所でしょうか。ボディ・シャシー共にプラ製で、縮尺的には1/43よりもやや小さいといった感じです。床板の中央前部大きな穴が開いていて、その後ろにゼンマイの四角いシャフトが突き出ています。ボディのプロポーションは日本製の旧いトイカーとしては悪くないのではないかと思いますが、リアウインドー部にはなにやらスライド式のレバーのような物があります。

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↑ブルーメタリックのボディカラーはこのファイアバードには良く似合います。リアウインドウからはゼンマイ走行のスピードを調整出来るレバーが突き出ています。なかなかユニークな機構です。それにしても、左のフロントピラーは複雑骨折、リアバンパーが失われているというコンディションが何とも惜しい・・・。

床板を良く見ると「EIDAI CORPORATION MADE IN JAPAN」とあります。メーカーがエーダイという事は分かりますし、所有したことはありませんが子供の頃に何処かで見たことがあるような・・・。薄ぼんやりとした記憶と共にモヤモヤした日々を過ごしていたのですが、ブログを相互リンクさせて頂いている覆面えるさんのコチラの記事で実体がハッキリしました。このモデルはエーダイのグリップマイティというゼンマイ仕掛けのトイカーシリーズの1台で、後部のレバーで前進・停止が切り替えられ、シャシーには方向転換用の第5の車輪が装着されていてステアが可能だった模様です。また、シリーズ名を”パワーチェンジングカー”と名乗っていた時期もあるようです。(おそらくこちらの方が時代的に古いと思われます)

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↑床板には操舵用の第5の車輪を取り付けるスペースがあります。こちらもなかなか大胆な機構です。ゼンマイの四角いシャフトも懐かしい感じですね。

その後幸運な事にこのシリーズのファイヤーバードとマーキュリークーガをパッケージ未開封状態で入手する事が出来ました。当方はHWなどはブリスターパックをどんどん開封してしまうのですが、流石にこれはおいそれと開封する事が出来ません。。。ファイアバードの方はボディサイドに貼られたシールが劣化して剥がれ落ちてしまっています。マーキュリー・クーガーの方はラジエターグリルの中央部が独立している事からすると珍しい70年型。当方の知る限り、同年式のモデルとして1/43近辺では唯一の存在ではないかと思われます。パッケージ裏面に印刷されている本シリーズの特徴は以下の通りです。

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↑後年入手したパッケージ未開封のグリップマイティ、'70ファイアバードと'70マーキュリー・クーガー!!

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↑パッケージの裏面には商品の特徴と、嬉しい事にラインアップの記載が・・・。

☆特徴
ミニカー(A・B)
●特殊ゼンマイで長時間ダッシュ!!
●レバーチェンジでスピードコントロール!!
●左折、右折も思いのままOK!!
●1/40精密スケールモデル  (正確な統一縮尺ではありません。少なくとも米車は1/43以下です。)

タンク
●特殊ゼンマイで長時間走る!!
●車体から火花が発火!!
●どんな坂でも登る   (・・・おいおい、そりゃホントかね!!)


パッケージの裏面には嬉しい事にシリーズの展開車種も記載されていました。一体このシリーズにどれだけの車種があったのか興味をそそられますが、残念ながら全貌は分かりませんでした。調べて存在が確認出来た車種を以下にリスト化しておきます。きひょっとしたら他にもまだバリエーションがあるのかも知れません。

●エーダイ・グリップマイティ ”ダッシュミニカー”シリーズ / パワーチェンジングカー 分かる範囲リスト

①グリップマイティ パッケージ裏面の記載
ミニカーA 650円
・ニッサンフェアレディー(S30系初代Z)
・トヨタセリカGT(初代A20/30系前期型)
・トヨタセリカGT(2回表記あり、ルーフキャリア付きを指している?)
・トヨタセリカLB(初代A20/30系前期型)
・モンザGT
・ジャガーEタイプ

ミニカーB 650円
・ファイヤーバード(他の車種の年式を考えると'70年型か?)
・マーキュリークーガ('70年型)
・ニッサンスカイライン(ケンメリHT C110型)
・コロナマークⅡ(2代目 X20系HT)
・セドリック救急車 (230系ワゴン えるさん家所蔵
・ハイエース事故処理車(初代H10系パトカーカラー)

タンク 650円
・(日本)61式タンク
・(アメリカ)M-60タンク
・(ドイツ)レオパルドタンク


②上記以外でネット検索等で見かけたもの(パワーチェンジングカー含む)
・ホンダ1300X(クーペ)
・ハイエース救急車(初代H10系)
・ハイエース消防司令車 (初代H10系)
・D51型蒸気機関車
・ジャガーEタイプ ガッチャマン仕様(えるさん家所蔵
・モンザGT ガッチャマン仕様
・トヨタセリカGT(ルーフキャリア+スキー仕様)
・トヨタセリカGT(ルーフキャリア+スペアタイヤ仕様)
・コロナマークⅡラリーカー仕様(初代T70系HT)
・コロナマークⅡパトロールカー(初代T70系HT)


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↑こちらは打って変わって派手なカラーリングのファイアバード、ボディサイドのシールは糊が劣化して剥がれてしまっています。

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↑同時に入手したもう1台は'70マーキュリー・クーガー。中央部が独立したラジエターグリルが特徴で、1/43近辺では極めて貴重なモデル化です。

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Comments
 
おおおっっー、、クーガーカッちょえー
と言うことで、勝手連、ありがとうございますー

このシリーズって、こんな嬉しい米国車もラインナップされていたんですねー
ウチの在庫は、だるまセリカとかの国産車ばかりでして、ちょっとがんばって集めてみようかと思います。
 Re: タイトルなし
覆面える様

コメントならびに勝手連ご快諾有難うございます。m(_ _)m

外国車、今の所つかめているのはアメリカ車3台(内1台はショーカー)
に英国車が1台であります。・・・時代を感じますね~。
今だったらドイツ車ばかりになってしまうでしょう。

ファイアバードの方は1/43よりちょっと小さいですが、
クーガーのほうは大体1/43に近い感じです。'70ってトコが貴重です。
国産車のモデルもなかなか良いプロポーションですよね。
 
小生も3-4歳だった1973-74年の時点で、グリップマイティのマーキュリー・クーガーの緑色メタのモデルを持っておりました。
他にはホンダ1300クーペサーフィンボード付き(濃いワインレッドメタ)、コロナマークII初代/救急車仕様(ハードトップタイプ)のグリップマイティを愛用しておりました。
ボディラインも克明に再現されており、その意味ではプラスチック製ながらボリューム感・手応えに満ちたスケールモデルでしたが惜しむらくは幼稚園就学直前の「幼年・真鍋清」には特殊ゼンマイの使い方や原理がわからず、普通のミニカーと同じように手で押すコロ走行を行うもそれが出来ず(構造上の関係)、思う存分エンジョイできたとは言い難かったです。
とか何とか言っていても仕方ないので、5月中のクラシックカー・フェスティバルへ足を伸ばした折に、マイティのマーキュリー・クーガーかポンティアックファイアバードを物色しようと目論んでいる今日此頃です―おっと、値段は諭吉さんの一枚や二枚平気で飛んでしまう可能性も!!!???、今持っているDVDボックス数個をブックオフに売却したとしても叶わない公算大ですね。
 Re: タイトルなし
真鍋清 様

コメント有難うございます。
このシリーズを子供の頃にお持ちでしたか・・・うらやましい限りです。

当方所有のクーガーは画像の通りの派手なカラーリングで、これはこれで
カッコ良いのですが、グリーンメタリックなんて渋い仕様もあったのですね。
それにホンダ1300クーペのサーフボード付きも・・・。
画像検索しても余りヒットしないので、バリエーションが分かりませんでした。
貴重な情報、有難うございます。恐らく初期製品がリアルなカラーリング、
後期が派手派手なカラーリングだったのではないかと推測します。
仰る通り、トイカーながらプロポーションやディテールは中々ですよね。

ヤフオクを検索するとこのシリーズが数点ヒットしますが、パッケージなし
ゼンマイなどの付属品なしのコンディションの物が多いです。その割りに価格は
高目ですが、諭吉様が飛んで行くほどではないようです。
 
そうそう!
小生が持っていたマーキュリー・クーガー並びにホンダ1300クーペはまだ「グリップマイティ」と言うブランド名へと変わる前のエーダイ「パワーチェンジングカー」と言う名義で売られていた商品で、それ故に通常の渋めのボディカラーだったことは確かです。
その後マイティシリーズへと再編成されたのは良いものの、同時に「大人好みの」渋系ボディカラーが幼児に媚びたような「派手め・サイケな」ものへと変化してしまい、時代の気分とは言え「歯痒さ」を隠し切れなかった私めでもあったのです。
このあたりの変化は、ちょうどプラモデル業界が1970年代後半辺りからこぞってオーバーフェンダーを付け、街道レーサーないしは架空のレース仕様に仕立てる傾向が出たのと質的に被るものに思えてなりませんがPonys41様は如何でしょうか。
 Re: タイトルなし
真鍋清 様

コメント有難うございます。
なるほど、やはり古い時代の方がリアルな仕様だったのですね。
仰るように派手目なカラーリングやスポイラーの追加などは
国産プラキットの流れとも符号しているように思えますね。

世界中のミニカーが影響を受けたホットホイールやシズラーカー、
ひょっとしたらAFXのスロットレーシングカーなどの影響も
あるかも知れません。

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Ponys41

Author:Ponys41
昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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