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追悼マーティン・ランドーさん スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ~映画タッカー & '48 Tucker

酉年ファイアバード特集中ではありますが、悲しい訃報に接したので号外であります。

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近頃、俳優や音楽アーティストなど、馴染み深い方々の訃報に接する機会が多くなりました。それは取りも直さず自身が歳を取った事を意味するのですが・・・1つ、また1つと悲しい報せがある都度になんとも切ない気持ちになります。日本では余り大きく扱われませんでしたが、去る2017年7月15日、米俳優のマーティン・ランドー氏が突発的な合併症のため入院先の病院で亡くなりました。(享年89歳)近年は名バイプレーヤーとして存在感を示し、エド・ウッドで演じたベラ・ルゴシ役でアカデミー賞助演男優賞するなど活躍されていましたが、日本では米TVシリーズ、スパイ大作戦のローラン・ハンド役や、英TVシリーズのスペース1999でのジョン・コーニッグ指揮官役などでお馴染みではないでしょうか。個人的には、アルフレッド・ヒッチコック監督の”北北西に進路を取れ(原題:North by Northwest)”で冷酷非情な敵役、レナードを演じていたのが彼だと知ったのは随分後になってからの事です。ご冥福をお祈りしたいと思います。今回は彼の出演した作品から、自動車絡みという事で映画”タッカー(原題:TUCKER THE MAN AND HIS DREAM)”と'48年型タッカーをご紹介したいと思います。

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↑何故か日本ではDVD/ブルーレイ化されないタッカー。当方は数年前にVHSを中古で買い直しました。。。クルマ絡みの映画ではこういう事が多いので、VHSデッキはまだまだ手放せません。

映画は実在の人物で子供の頃からクルマに魅了され、自らの理想とする新型車を世に送り出そうとしたプレストン・トーマス・タッカーと、彼を支える家族や仲間がクルマを開発する過程や、彼の車の革新性に危機感を持った大企業(まあ、当時のビッグ3を指すのでしょうね)と、それに結託した政治家との暗闘が描かれています。この作品でマーティン・ランドー氏は、最初はタッカーのアイデアを夢物語だとあざ笑っていたものの、徐々に彼の情熱に共感し、資金や設備の調達に奔走する腹心のエイブ・キャラッツを演じています。受賞こそ逃しましたが本作でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞では見事助演男優賞を受賞しました。主演のタッカー役はジェフ・ブリッジスで、敵対するファーガソン議員役のロイド・ブリッジスと親子共演を果たしました。製作ジョージ・ルーカス、監督フランシス・フォード・コッポラという一級の作品ながら、日本ではDVD/ブルーレイソフト化されていないのは何故?個人的にはサウンドトラックをジョー・ジャクソンが手掛けた事も驚きでした・・・。

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↑ファストバックルーフ、絞り込まれたノーズとそこに設置された可動式の前照灯、空気力学を取り入れた個性的なデザインの'48タッカーセダン。その独特のスタイルからトーピードー(魚雷)とも呼ばれます。

さて、クルマの方の'48年型タッカーは、全長5,5m、全幅2m超の大型4ドアセダンです。リアに水平対向6気筒5.5Lエンジンを搭載したRR(リアエンジン・リアドライブ)のレイアウト、前部中央に配置されステアリング操作に連動して角度を変える前照灯などのユニークな特徴に加え、間に透明フィルムを挟み、割れても飛散しない合わせガラス、室内ピラー廻りのパッド化、シートベルトの装備など、乗員の安全対策を徹底していた点が特筆されます。・・・ですが、そうした先進性が却って大手メーカーの癇に障ったのか、タッカーの事業は詐欺事件として刑事告発されるに至り、最終的にタッカーは裁判では勝訴するものの、車両の製造はプロトタイプ1台を含め50台+αで終わってしまいました。この50台という数字は、広大なB29爆撃機製造工場跡地や施設の払い下げを受ける際に一定期間内に製造する事を条件として義務付けられた台数であり、それをクリア出来た事も裁判勝訴の一因と言えそうです。スタイリング面でもファストバックのルーフや中央に向かって絞り込まれたノーズなど個性的で、大量生産されていたら名車として語り継がれていただろうなと思います。刑事事件によって事実上葬り去られ、映画によって脚光を浴びたという点では、ジョン・Z・デロリアン氏と彼のスポーツカーDMC-12 との近似性を感じずにはいられません。

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↑ソリド製のモデルは別パーツのメッキ部品をパチパチはめ込む簡易な構造ですが、プロポーションなどの印象把握は悪くないと思います。この辺りは老舗ブランドの伝統が引き継がれていると言えましょうか。個人的にはマッチボックス系、ヤトミンよりはソリド製の方が好ましく感じられます。

映画化された事もあってか、'48 タッカーは1/43でも比較的多く製品化されています。当方が入手したソリド製のモデルは、仕上がりはそこそこながらロポーション的には実車のイメージを良く捉えているのではないかと思います。(・・・って、実車を見た事ないのですが。。。)その他、比較的安価なダイキャスト製品ではマッチボックス/マッチボックス・ディンキー製、ヤトミン製(安価なロード・シグネチャーシリーズとやや作り込みのされたシグネチャーシリーズの2種が存在した)などがあり、ホワイトメタル完成品でブルックリン製品があります。その他1/24ではフランクリンミント、1/18では京商、ヤトミンなどが商品化、小スケールでもHWとジョニーライトニングが製品化しています。探せば他にもあるかも知れませんが、改めて拝見するとブログを相互リンクさせて頂いている皆さんが過去に勝手連済み。・・・という事で今回、遅まきながら当方も後出し勝手連させて頂きたいと思います。皆様、よろしくお願い致します。

・1/43 ブルックリン製ホワイトメタルモデル、FZIRO様の記事はこちら
・1/24 フランクリンミント製モデル、覆面える様の記事はこちら
・1/18 京商製モデル、ねこざかな様の記事はこちら
・1/64 尾羽様(ご無沙汰しております)のHW製モデルはこちら、JL製モデルはこちら


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↑映画の中ではタッカー夫妻の大事なボディーカラーとしてワルツブルーの名が登場しますが、実際に映画で活躍した印象が強いのはやはりこのバーガンディというかマルーン・メタリックのプロトタイプ車だったかなと思います。

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↑当方にとってマーティン・ランドーさんと言えば、なんと言ってもスペース1999のジョン・コーニッグ指揮官です。後にタッカーを見た時には、随分立派な俳優さんになったんだな~と感じたものでした・・・。画像はコナミ製のイーグルトランスポーター。ムーンベース・アルファの主要移動手段として、機能的なデザインの素晴らしいSFメカと思います。
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Comments
 
勝手連ありがとうございます!

タッカーが国内でDVD化されていないとは意外・・・
BSででも放映してくれないものでしょうか。

ソリド製、猫も持ってますが、ビミョーすぎる薄紫(苦笑)
御指摘の通り、このバーガンディは綺麗ですね!
 Re: タイトルなし
ねこざかな様

コメント有難うございます。
久々の勝手連のご快諾、重ねてお礼申し上げます。m(_ _)m

タッカー、ソフト化されてないんですよ。何でなんですかね~。
この作品でのマーティン・ランドー氏は既に重厚感を感じさせる
バイプレーヤーの貫禄が感じられました・・・。

ソリドのタッカー、バーガンディーの他はダークブルーメタリックは
知っていましたが、薄紫は知りませんでした。。。調べてみます。
 
こちらも勝手連、ありがとうございました!
ああ、タッカーか、ブルックリン持ってんなぁと
思いつつ読み進めたら…(笑)

最近日本のtvでやったトヨタっぽい会社の創業時期のドラマ、
完全に『タッカー』の影響受けてましたよねw
それなりに楽しんで見てたけど、
やっぱクルマはタッカーの方が好きです(爆笑)。

私もマーチン・ランドーさんで思い出すのは
『スペース1999』かなぁ…。
 Re: タイトルなし
FZIRO様

コメント有難うございます。
久々の勝手連ご快諾にもお礼申し上げます。
ランドーさんの追悼でタッカーをアップしようと思った時、
真っ先に思い浮かんだのがFZIROさんの記事でした・・・。

トヨタっぽいドラマ、興味はあったのですが結局見ず終いでした。。。
キャストといい、なかなか見ごたえがありそうですね。
ジョン・Z・デロリアン氏の半生を映画化したら、きっとタッカーに
そっくりになるんじゃないかと思います(笑)。

本文中にも記したのですが、馴染み深い人々の訃報に触れるたび
人の命の儚さを痛感させられます。スペース1999はSFとしては???
な展開もあったりしましたが、質の高い特撮やメカやセットのデザイン性
の高さで強く印象に残っています。
ランドーさんのご冥福をお祈りしたいです。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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