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FORD GT特集 補足: '64年&'65年ルマンのおさらい(新ネタなし)

前回までキャロル・シェルビーとルマンのについて記したので、ここから本題。・・・しかし当方のコレクションに'64と'65の新ネタはありません。。。

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前回、”(出来る範囲で・・・)総力特集!!FORD GT40”をお送りしたのは2012年でしたが、その後もFORD GTの製品は色々と発売になりました。当方も気になる製品は買っていたのですが、その多くは'66以降のマシン。最近になってスパークが'64ルマン仕様のFORD GTを発売しましたが、これはビザール版で発売した物の改良品のようです。・・・という事で残念ながら当方も'64及び'65の新ネタはありません。今回は過去にご紹介したモデルの再掲載で、この2年を簡単におさらいしておこうと思います。(手抜きですいません・・・。

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↑'64年のニューヨークオートショーに出品されたフォードGTプロトタイプ。後の姿とは異なるスリークな美しさもまた魅力的ですが、空力面では問題があり、後のルマンテストデー、本戦と姿を変えてゆく事になります。このプレーンなボディのプロトタイプは、映画フォードVSフェラーリにも登場していました。

'63年、欧州市場への本格的な進出、アメリカにおける実用車メーカーイメージの払拭(と、そのためのマスタング発売)など様々な命題に対し、ヘンリーフォード2世はルマン24時間レースへの挑戦を決意します。まずは手っ取り早い方法として、当時経営難に陥っていたフェラーリを買収することを画策しますが、この計画は契約の締結寸前で破綻してしまいました。その後フォードは打倒フェラーリをも視野に入れ、自社でマシンを開発する事を決定。イギリスにFAV(フォード・アドバンスド・ヴィークルズ)を立ち上げ、ロイ・ランとアストンマーチンで采配を振るったジョン・ワイヤーを中心としてプロジェクトをスタート。11ヶ月という短期間で一応の完成を見、'64年のニューヨークオートショーでの公開に漕ぎ着けました。

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↑こちらは'64年、ルマンテストデーの姿。ノーズの冷却開口など、既にプロトタイプ時から変化が見られます。

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↑そしてこちらが'64年のルマン本線仕様、カーNo.10、フィル・ヒル/ブルース・マクラーレン組の102号車。より大きなインテークや前後スポイラーなど、更に実戦的な姿となっています。

同'64年、フォードGTは早速ルマンに挑戦しますが、4月のテストデーではエアロダイナミクスやサスペンションのセッティング不足から安定性を欠き、出走した2台共にクラッシュ、記念すべき1号車は実戦デビューする事なく廃車の運命を辿りました。・・・その後改良を加えたフォードGTは11月の本線に3台がエントリー。予選ではその速さの片鱗を見せますが、決勝ではレース半ばまでに全車リタイヤとなってしまいました。結局この年フォードGTは出場したレース全てをリタイヤで終える結果となってしまい、結果としてFAVとジョン・ワイヤーはたった1年でレース運営の主軸から外される事となってしまいました。

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↑太くなったスペアタイヤに対応し、異様に長くなったノーズや飛行機の垂直尾翼のようなスポイラーなど、短期間で開発されたボディは異形とも言うべき独特の佇まいを見せます。カーナンバー1はブルース・マクラーレンとケン・マイルズがコンビを組んだ106号車。今回お見せしているのは全て過去にご紹介済みのビザール製品。フォードGT初期、不遇の時代をモデル化してくれているのは非常に有難いです。こちらはその独特の姿の再現が難しかったのか、映画には全く登場しませんでした。

翌65年、フォードGT計画の運営は、'64年、デイトナクーペでルマンクラス優勝を果たしたキャロルシェルビーとシェルビー・アメリカンに委ねられる事となりました。この年、エンジンを289にスイッチし、各部の熟成を進めたフォードGTはデイトナ2000キロで1位と3位、セブリング12時間で2位と結果を出し始め、大きな期待と共にルマンへ臨む事となりました。この時フォードは大きな賭けに出ます。エンジンをストックカーなどで活躍していた427(7リッター)にスイッチ、Mk-2として短期間で開発を進め、予選では1位及び3~5位を独占する速さを見せますが、やはり24時間を闘い抜く事は厳しく、この年も全車リタイヤの憂き目に遭ってしまいます。しかし、この経験を基に427ユニットを積んだMk-2は熟成を進め、翌66年に大きな成果を上げる事となったのでした。
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