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FORD GT特集 補足:Spark FORD GT Mk-2 Le Mans 1966 #3 シェルビー・アメリカンのマシン

緊急事態宣言の効果が徐々に出始めているでしょうか?まだまだ気を緩めずにブログ更新したいと思います。

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・・・お送りしているフォードGT特集の補足、'66年ルマンはいよいよシェルビー・アメリカンがエントリーしたマシンたちに移ります。今回ご紹介するのはカーNo.3、1047号車です。レッドのボディにホワイトのストライプが目に鮮やかなマシン。ドライバーはダン・ガーニー/ジェリー・グラントの2人で、この3号車は2人のドライバーを含めオールアメリカン。予選では3分30秒6というラップタイムを叩き出しポールポジションを獲得、本戦でも一時トップを走るなど活躍しますが、18時間目にオーバーヒートからヘッドガスケットを破損して惜しくもリタイヤとなりました。レッド&ホワイトのボディカラーを引き継いだGT Mk-4とダン・ガーニーは、翌'67年のルマンで大きな成果を残す事になります(もう一人のドライバーはA・Jフォイト)。

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↑大活躍したカーNo.3 1047号車。惜しくも17時間目にリタイヤ、シェルビー・アメリカンのエントリー車による1~3位独占は実現しませんでした(3位はホールマン&ムーディーエントリーのカーNo.5)。

モデルは毎度お馴染みスパークの1/43レジン完成品です。ドライバー側ドアのルーフ部にコブあり、ルーフのドア開口部には先回ご紹介した4号車とは異なる形のカバーというかフランジのようなディティールがモールドされています。こうしたボディ本体に関わる形状の作り分けは、レジン完成品の特質が活かされていると言えると思います。ホイールは4輪ともゴールドでスピンナーはシルバー、タイヤはグッドイヤーを再現してあり、この辺りのディテールは過去にご紹介したイクソ製モデルと近いです。都度同じ事を記していますが、ダイキャストでルーフのコブなどを作り分けたイクソ製モデル頑張っているなと思います。

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↑フェラーリに対抗するようなレッドのボディも中々にカッコ良いです。スパークのモデルは今にも走り出しそうな車両姿勢が良い雰囲気です。

●ネタバレ・映画フォードVSフェラーリと歴史的事実の相違点!?

今年に入って日本でも公開され、先頃映像ソフトも発売になった映画”フォードVSフェラーリ(原題:FORD v. FERRARI)”。誤解のないように申し上げると、私も大・大・大好きな作品で、劇場で鑑賞後ソフトも購入して繰り返し観ています。実話をベースとしたレース映画として”グランプリ”や”栄光のルマン”に並び得る一級のエンターテイメント作品になっていると思います。しかし、現実世界で4年に渡る話を153分で語るためには大幅な省略が、またエンターテイメント性を高めるためには事実の誇張や改変が必要だったであろう事は想像に難くありません。先回に続き、映画とA・Jベイム氏の著書”フォードVSフェラーリ”との比較を中心に、気になった点を記してみたいと思います。例によって上記映画と本のネタバレがありますので、未見・未読の方はご注意願います。

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その2: アイアコッカはフェラーリとの提携交渉の席には着いていない!?
映画ではフォードとフェラーリの合併交渉のため、リー・アイアコッカがイタリアのモデナに赴いた事になっていましたが、実際にフェラーリ社を訪問したのは'64年4月の初協議は技術者のロイ・ランを中心とするメンバー、5月の最終契約締結時は技術担当のドナルド・フレイを中心とするメンバーだったようです。映画でもドン・フレイ(眼鏡を掛けた人物)はアイアコッカと共にフェラーリ社を訪問していましたが、重要な契約の締結にビジネスの専門家ではなく技術担当者を向かわせたのは、エンツォ・フェラーリの気質を考えた深謀遠慮だったのかなという気もします。A/Jベイム氏の著書によると、実際二人は意気投合、フェラーリはフレイを工学博士と呼んで一緒にドライブに出掛けるなど、両社の提携は最終的には上手く行かなかったものの、個人的には親交を深めたようです。

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↑こちらはイクソ製モデル。毎回同じ事を記してしまいますが、ダイキャストにしてこの作り分け、イクソのモデルも素晴らしいと思います。

映画での活躍は少なかったですが、このドン・フレイという人物は後にフォードの技術担当重役になる人で、アイアコッカをマスタングのプロジェクト全般の父とすると、技術開発面での父とも言えるような人です。余談ですが、映画でアイアコッカが重役にマスタングプロジェクトのプレゼンをする際、「ジェームス・ボンドが乗りたくなるような車・・・」と言いながらアストンDB5の傍らに佇むショーン・コネリーの写真を使っていましたが、DB5のボンドカーが登場するのは'64年公開の007ゴールドフィンガーからで、あろう事か同作には初代マスタングのコンバーチブルも登場、DB5の秘密兵器でタイヤとボディを切り裂かれていました・・・と、マスタング好きとしては突っ込まざるを得ません(笑)。

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